大学の秋入学
最近、大学の秋入学についての議論がよく取りざたされています。
東大から始まり一橋大学など、多くの大学が検討をしているようです。
私は、秋入学に賛成です!
というより、入学時期が選べるようになればいいのではないでしょうか?
私は、高校時代インターナショナルスクール(アメリカ系)に通っていました。
当然、入学と卒業時期は秋と夏です。
大学は、両親の意向もあり日本の大学に行くと決めていたので、高校卒業と
大学入学の時期がずれるのは必至でした。(=1年遅くなる)
でも、この時代(十数年前・・・)、まだ女子は就職のために短大に行ったりする人も
多かったし、浪人だとか大学院に行く人の数も、今ほど多くない。
両親は、たった1年遅くなるだけでも、就職に不利になる!と言うのです。
そこで、私は学校のearly graduate(アーリーグラジュエイト)という半年早く卒業できる
システムを使いました。
アメリカの高校は、大学のように単位制なので、単位さえ足りていれば半期早く卒業しても
いいですよってことです。
私は、今でも普通に卒業したかったなぁと思っています。
なぜなら、半年早く卒業するために、ものすごい大変な思いをしたからです。
単位を多く取るため、普通の同級生より多くの授業を取らないといけないので
勉強量や宿題の量が半端ない!
その上、日本の大学に入るための受験勉強も、普通の卒業なら半年フリーの期間があるので
その期間に勉強できますが、アーリーの場合はフリー期間がないので、高校の勉強をしながら
日本語の受験勉強もしないといけない。
そして、極め付けが、皆と一緒に卒業式を迎えられなかったことです。
日本の大学でも秋入学を採用してくれていたらこんな思いをしないですんだのになと
思います。
帰国子女がそんなにたくさんいるわけではないけど、これからいろんな国の人にも
門戸を広げていかないといけないのが、日本の大学です。
多様なバックグラウンドの人を受け入れるためにも、秋入学が日本の大学にも
広まればいいなと思います。